ゆーきゃんメモ

ゆーきゃんがいろいろ書きます

【ポケモンSVシングルS8】四皇対面構築【最終2191位/レート1816】

8月5日土曜日に広島県ポケモンSVのシングルバトル対戦オフ「もみじオフ」を行います!

まだまだ対戦参加者募集中なのでご興味ある方はぜひ下記リンクから参加申請よろしくお願いします!
daiji-poke.hatenablog.com

 

アグロ宣伝決まりました、はじめましてゆーきゃんと申します。もみじオフのスタッフをやっております。

第2回もみじオフに向けてポケモンSVシングルバトルS8のランクバトルに取り組んだので、そのパーティについて自分のメモ用・誰かの参考になればと思い構築記事を書こうと思います。

上位勢が動画やブログなどで構築を発信してくれる昨今、2000位代の構築記事とか需要なくない?とも思いましたが、『構築記事は書きたい人が書けばいい!(ドンッ!)』と誰かが言っていた気がするので初めて書いてみました。

【構築経緯】

まずこのDレギュ環境で少し対戦したら周りのポケモンたちから抜けて強いポケモンがいることに気づきました。

Aレギュ王者カイリュー、Bレギュ王者ハバタクカミ、Cレギュ王者パオジアン、そしてDレギュで頭角を現した新解禁ポケモンのウーラオス。この4体の抜けた火力/素早さなどを総合した対面性能・型の豊富さに目を付けこの4体の枠を固定してパーティを組み始めました。

これら4体のことをシングルDレギュにおける『四皇』と勝手に呼んでいます。
("四皇"で検索すると大人気漫画ONE PIECEの最新のネタバレを踏む可能性が高いのでご注意ください、僕は踏みました

結果的に対面構築となりましたが、一番頭を使うのが選出の段階であり対戦中にプレイングミスをしにくい対面構築は初心者や(自分を含む)最近対戦から離れていた人にもオススメかなと思いました。

またこの四皇は当然使用率も高いポケモン達のためミラーが多発することを考慮し、基本ミラーでも負けない型を選択しました。

 

四皇が3物理/1特殊なため相手の物理受け特にヘイラッシャ・ドヒドイデが重いこと、状態異常を絡めたサイクルがキツめなことが分かってきました。

特殊ATでかつ状態異常に耐性を持ち、四皇と相性補完がある耐久寄りのサーフゴーをパーティに加えました。

最後の1枠は起点づくりのポケモン(ディンルー・コノヨザルetc...)を中心に色々試してみたのですが勝率が安定せず、いろんなポケモンを船に乗せたり降ろしたりしました。

結局最後はなんやかんやミミッキュが今も強いという友人の言葉を聞いて、ばけのかわでなんやかんや出来るミミッキュをPTに加えて一旦完成した形になります。

この最後の一枠を詰めることがこのパーティの課題で、S8勝ち切れた人はここにあまり知られてない勝ち馬ポケモンを入れられたのではないかと思っています。

 

【単体解説】

カイリュー

テラスタイプ:ノーマル

せいかく:いじっぱり

とくせい:マルチスケイル

実数値:191(196)-204(252↑)-115-×-120-108(60)

もちもの:たべのこし

技構成:しんそく/じしん/りゅうのまい/はねやすめ

<調整>

S:2舞でスカーフランドロス抜き抜き/3舞で110族抜きハバタクカミのS+1上昇抜き

 

構築の軸、四皇で一番単体性能が高いため困ったら出すくらい信用していました。

場持ちをよくするためたべのこしを持たせて、強引にりゅうのまいを積んでしんそくで倒せる範囲を広げる動きがシンプルに刺さっていました。

初手には出さずパオジアンの裏に置くことが多く、パオジアンを縛りに来た火力のない先制技やとんぼがえりに合わせて出すとたべのこしで実質なかったことに出来ることがありました。

しんそく&じしんの技構成は相手視点でバレバレなためそれを逆手にとって透かしに来た相手を咎める技選択が重要。

カイリューミラーではアンコールカイリューを警戒してしんそくから入ることが多かったです。ただしカイリューの型は多様なため、時と場合によりました。

ハバタクカミ

テラスタイプ:フェアリー

せいかく:おくびょう

とくせい:こだいかっせい

実数値:143(100)-×-92(132)-157(12)-157(12)-205(252↑)

もちもの:こだわりメガネ

技構成:ムーンフォース/シャドーボール/ハイパーボイス/ほろびのうた

<調整>

S:ミラー意識の最速

HB:ハチマキカイリューじしん高乱数耐え

 

物理偏重の四皇を1人で補う苦労人枠。ハバカミのシャンクス好き。

途中までブーストエナジー型を使っていましたが、ブーストエナジー型ミラーが多いわりにSラインが相手によってまちまち・テツノツツミのブーストエナジー型が増えてて対面負けがち・その割にCを削りすぎると他のポケモンへの役割が下がって汎用性が落ちることが気になりました。

そのため最終的にエナジー型のミラーは割り切って他で見ることにして、ツツミへの安定・物理受けへの打点重視で相手のサイクル崩壊を狙えるこだわりメガネ型に変えました。

ただし流石にエナジーも持たずに最速を切ってるハバタクカミには負けたくなかったため最速にしました、優柔不断ポケ。

主に相手のカイリューしんそくの一貫を切るために選出することが多かったです。

サーフゴーを選出されることが多かったため、こちらラス1でお互いテラスなし相手が2体残っているときなどに安易にムーンフォースを押さないことを意識しました。

ハイパーボイスはみがわりを意識して入れましたが刺さる場面が今期はありませんでした。

ただし打点はムーンフォースシャドーボールでほぼ完結しており、10まんボルトやパワージェム・マジカルフレイム等が欲しいと思う場面もなかったため、メガネを持たせるならハイパーボイスが最優と考えています。

もちもの・型含めて再度要検討が必要な枠。

 

パオジアン

テラスタイプ:ゴースト

せいかく:ようき

とくせい:わざわいのつるぎ

実数値:155-172(252)-101(4)-×-85-187(252↑)

もちもの:きあいのタスキ

技構成:つららおとし/かみくだく/せいなるつるぎ/こおりのつぶて

<調整>

S:ミラー意識の最速

 

今期初めて使いましたが高いSから意味わからない火力が出せるにもかかわらず怯みによる運勝ちまで起こしうる四皇の理不尽担当。

見せ合い画面でとても強く、かつ意識されるため選出を読みやすくする点でも評価が高いです。また相手によくテラスタルを切られやすいポケモンなので、初手に出して先に相手にテラス権を切られてテンポを敢えて取らせる動きが出来るのが強かったです。

相手のテラスタルがないことが分かればカイリューしんそくやハバタクカミのムーンフォースで一貫を取りやすくなり、結果的にパオジアンが切らせたおかげで勝てる試合が多々ありました。

技については相手視点でパオジアンのふいうちを切ることは出来ないため、ふいうちを採用しないことで技スペースを5枠使うことができました。

かみくだくは命中安定かつ鋼やハバタクカミに一貫を取れることが強いと感じて採用しました。実際安定感が増すので自分は必ず採用したいと思える強さでした。

同じくこおりのつぶてもふいうち択に参加しなくて良くなり安定感が増すこと、スカーフとんぼがえりでタスキを削って引いていくマスカーニャ/ランドロスを先に削って裏のしんそくアクアジェット圏内に入れる動きが強かったため必ず採用すべき技だと思っています。

パオジアンミラーはテラス択まで含めると全く安定しないためつららおとしを打つと決めていました。相手の裏を見て動きを変えても良いですが、立ち回りを安定させることは勝率を安定させることにつながると信じて押し続けました。

せいなるつるぎは環境前半はディンルーが比較的少なかったためカタストロフィと変えて採用しましたが、後半は多かったので選択枠と思ってます。

ゴーストテラスタルはタスキ発動して対面を倒したパオジアンに対して出てくるカイリューしんそくを透かす場面でのみ使用しました。この際にせいなるつるぎがあることでノーマルテラスカイリューに勝つことが出来たため、カタストロフィとは違った良さがあるので悩みどころです。

露骨なパオジアン対策枠(ハッサムマリルリ)を見たら出さないことが多かったです。

カイリューの所でも触れたが、タスキで残り体力1になったパオジアンは早々に切るのではなく残す動きがとても重要。パオジアンを受けに来た相手を削ったとき相手はパオジアンが一貫していることが多いため切る/切らないの判断は丁寧にやりたいポケモンです。

 

ウーラオス(れんげきのかた)

テラスタイプ:どく

せいかく:ようき

とくせい:ふかしのこぶし

実数値:197(172)-160(76)-121(4)-×-81(4)-163(252↑)

もちもの:パンチグローブ

技構成:すいりゅうれんだ/ドレインパンチ/アクアジェット/つるぎのまい

<調整>

S:ミラー意識で最速

A:すいりゅうれんだ+アクアジェットでパオジアンを最低乱数以外倒せる最低ラインのA確保

HBD:余り耐久出来るだけ高く

 

四皇の期待の新星。

絶妙にある耐久と素では微妙に足りない火力に注目してつるぎのまい型を使用しました。

パオジアンが通らないと思った時に出すことが多いです。(もちろん両選出もあります)

A2+すいりゅうれんだ+アクアジェットで縛る動きを基本としながらも、相手次第でHPを確保するためにドレインパンチを押すタイミングが重要です。

もちものはパンチグローブしか使ったことがないですが相手のゴツメを考えなくていいのはメリットが大きいです。ドレインパンチとの相性も良いため他の選択肢を考えたことがないです。

ラスタルは試合の序盤でハバタクカミ、ウーラオス、テツノブジン、オオニューラと対面したときに積極的に切ります。

毒テラスタルはどくびしを撒いてきそうなパーティに対しても有効に働くのがGOOD。

環境後半にフェアリーテラスのポケモンが増えてたのでどくづきを入れてもいいかもしれないです。(がドレインパンチは切りたくないので難しいところ...)

 

サーフゴー

テラスタイプ:みず

せいかく:ずぶとい

とくせい:おうごんのからだ

実数値:191(228)-×-159(236↑)-153-111-110(44)

もちもの:ゴツゴツメット

技構成:たたりめ/きあいだま/じこさいせい/でんじは

<調整>

S:遅いタイプのミラーや12降り85族あたり意識

HB:できるだけ高く

 

「5番目のシングルの皇帝現る!」

...というのは言い過ぎかもしれないが四皇に単体スペックでは並びつつあると思えるポケモン。(実際S8の使用率は最終5位まで上がってました)

サーフゴーはおうごんのからだであくびループの一貫を切れるのはもちろん、型の豊富さがあるのも良く、見せ合いの段階で型を特定されにくいのを評価して採用を決めました。

主にねむるあくびヘイラッシャ・どくびしどくどくドヒドイデあたりと戦うためにたたりめ・じこさいせい型にしています。

もちものはゴツゴツメットにしたがじしんを打たれることが多く、ハッサム相手くらいでしか有効には働かなかったです。

本音はたべのこしがベストかと思いますがカイリューとの兼ね合いが必要です。おんみつマントでも良かったかもしれないです。

環境的に状態異常が刺さっており、サーフゴーのでんじは+じこさいせいで勝ち筋を手繰り寄せる試合がかなりありました。(このパーティにも刺さってます←)

Sは113にして最速ガチグマ抜きにした方が良いかもしれないと記事を書きながら今思いました。

 

ミミッキュ

テラスタイプ:ゴースト

せいかく:ようき

とくせい:ばけのかわ

実数値:131(4)-142(252)-100-×-125-162(252↑)

もちもの:いのちのたま

技構成:じゃれつく/かげうち/ドレインパンチ/のろい

<調整>
S:ミラー意識で最速

 

この船に乗れるのか????

アローラ時代からとても使い慣れている古き良きAS珠ミミッキュ

相手にステルスロックを撒かれた後に相手の積みエースに一貫を取られた際などに後ろに置いてストッパーにすることができます。

基本的に上の5体である程度まとまっており積極的には選出しませんが、選出段階で相手にトリル展開(ガチグマ/イダイトウなど)が見えるときやパオジアン&ウーラオスが両方出しにくいステロ展開だったときに選出を検討しました。

ラス1ミミッキュミラーもまあまあ発生したため最速にしたのは正解だったと思います。

あまり起きてほしくはないですがパオジアンやノーマルテラスカイリューと対面してしまった時のためにドレインパンチを入れています。

ガチグマなどの高耐久アタッカーに対してのろい→かげうち(テラス切られてる時)→裏の先制技の動きが強いのでのろいは必須と考えています。

汎用性を広げるためにでんじはを入れても良かったかもしれないです。

ここにもっとハマるポケモンがいないか再度要検討が必要な枠。

 

【選出・戦い方】

<基本>

 パオジアン+カイリュー+@1(ハバタクカミorウーラオス)

<ヘイラッシャ・ドヒドイデ入り>

 サーフゴー(2体目以降)+@2(ハバタクカミorカイリューorウーラオス)

<テツノブジン入り>

 ウーラオス(初手)+@2

<ミミッキュ+ガチグマorイダイトウ>

 パオジアン+ミミッキュ+@1(カイリューorウーラオス)

 

他にもパターンはありますが臨機応変に出していきます。裏に置いたパオジアンが意外と刺さるので初手に決め打たないことが重要です。

カイリューしんそくで〆る、パオジアンの一貫をつくる、ハバタクカミの一貫をつくるが基本の勝ち筋になります。

基本は交代を少なめで対面と裏のポケモンの両方に通る技を押していきます。

 

≪テラスタル優先度≫

カイリュー≒ウーラオス>>ハバタクカミ>サーフゴー>パオジアン>ミミッキュ

 

カイリューとウーラオスを同時選出する場合はどっちに切ることになりそうか選出段階で考えておいた方が良いです。カイリューはテラスタルなくても強いですが切ると一番パーティ内でパワーが出ます。

 

【重いポケモン

ドラパルト

7月終盤付近で徐々に増え始めたポケモン

パーティ全員が上を取られるうえに、型の選択肢が多く

・でんじは/おにび+たたりめ

・ハチマキドラゴンアロー

・フェアリーテラバースト

・みがわり+りゅうのまい

などやられたら嫌な行動が多すぎでした。

『強いと思ったポケモンはこっちも使う』がモットーなのですが、自分が使えるドラパルトは1つの型のみのため案外使うと...ってなるのがネックなやつです。

相手にいると最強のポケモンでした。

 

レイスポス

最終日付近からちらほら見るようになったポケモン

BSベースのおにび+ドレインキッスがパーティの物理AT全員に刺さっており、ほぼ全ての対面で仕事をされてしまいました。

ハバタクカミで倒そうにもシャドーボールを警戒すると素引きすることは難しく、かつめいそうでDを上げられる+きのみで確定数をずらされることが多かったです。

もしかしたらこいつが今期の勝ち"馬"ポケモンだったのかもしれないです。

 

レジエレキ

あまり環境にはいませんでしたがCSベースで普通に殴ってくるタイプのレジエレキがクソ重かったです。

電気の一貫を切るために6枠目にディンルーなどを入れると他のパーティへの安定感が下がったので並びを維持したままでは対策が難しいです。

 

マリルリ

こちらも数が多いわけではないがパオジアン・ウーラオスが不利対面を取って引くに引けない場面がありました。

でんきテラスパオジアンだったらどうしたんだ~と思いながらつららおとし押してました。

(パオジアンに攻めテラスを切る行動があまり強くないと考えているのででんきテラスは採用しませんでした。テラバーストの技スペースもキツイと考えてました。)

マリルリの数が増えてきたらウーラオスにどくづきを採用したほうが良いと思います。

 

じわれを当ててくるヘイラッシャ

最強;;

 

【あとがたり】

ポケモンSVのシングルランクバトルはS1ぶりに対戦数を確保してガチで取り組んで、過去最高の最終順位である2191位で終われたのである程度満足しています。

(Bレギュ・Cレギュはダブルバトルを優先してやっていました。)

ただ目標を3桁順位と定めて取り組んでいたので次以降のどこかのシーズンでリベンジ出来たら良いなと思っています。

またレギュが変わりたてのシーズンは環境が煮詰まっていないので対戦していて楽しかったです。またEレギュが面白い環境になることを期待しています。

あと7/31最終日の夜のひりつくバトルが出来たのは良い経験になったかと思います。連敗で5桁まで順位溶かしたときは本当に絶望しました。。。

 

最後に8月5日土曜日に広島県ポケモンSVのシングルバトル対戦オフ「もみじオフ対戦参加者募集中なのでご興味ある方はぜひ下記リンクから参加申請よろしくお願いします!!!

daiji-poke.hatenablog.com


コントロール宣伝も決まったところで〆させていただきます、読んでいただきありがとうございました!

もみじオフで会いましょう!